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徳島・祖谷の秘境温泉で「音楽フェス」-そば米雑炊にリピーターも

入場パスのタオルを片手にフェスを楽しむ参加者(写真提供:GOODNESS team/TAKUYA ASANO)

入場パスのタオルを片手にフェスを楽しむ参加者(写真提供:GOODNESS team/TAKUYA ASANO)

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 徳島・祖谷渓温泉ホテル「秘境の湯」(徳島県三好市)で2月28日、屋内型音楽フェス「GOODNESS onsen #1」が開催された。

メーンステージの様子

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 温泉ホテルを貸し切り行われた同音楽イベント。用意していた500枚のチケットは完売する盛況ぶり。当日、参加者はオリジナル温泉法被を着用したスタッフに出迎えられ、入場時に手渡された「GOODNESSロゴ入り温泉タオル」を再入場パスに、ライブを楽しんだ。主催は、地方都市の「これから」をマネジメントするイベント制作集団「GOODNESS team」。

 本館7階の大演芸場をメーンのライブ会場に、「そば米雑炊ステージ」「でこまわしステージ」の2ステージを展開。連絡通路でつながる別館1階、本館6階フロアでは、「味わい村」や「物販村」、通常小宴会場として活用する座敷を「お休み処(どころ)」として、参加者をもてなした。

 味わい村では、祖谷地方の郷土料理「そば米雑炊」や田楽料理「でこまわし」、「雨子の塩焼き」、「阿波尾鶏の唐揚げ」「徳島ラーメン」などを販売。参加者はライブの間に温泉や地元料理を楽しみ、53室ある部屋はこの日、事前予約で満室になり123人が宿泊した。

 出演したアーティストは、「スチャダラパー」「toe」「cinema staff」「忘れちゃいなよバド部(世武裕子+福岡晃子fromチャットモンチー)」「THE ラブ人間」「NINGEN OK」「雑魚猫タワー」「band neon」など。同県出身のお笑い芸人、中山女子短期大学がMCを務めた。

 飲食ブースを担当していた女性スタッフは「若い人がたくさん集まり熱気を感じた。そば米雑炊をおいしいと、何回も買いに来てくれてとてもうれしかった」と笑顔を見せた。

 同館を運営するウエルネスサプライの薄井社長は「ロックと温泉のミスマッチがとても面白かった。新たな取り組みで全国の人に少しでも知ってもらうきっかけになったが、祖谷はまだ知名度が低い。地域資産を活用し、できることを考え取り組んでいきたい」と話す。

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