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徳島で63年前の「日産・オースチン」レストアプロジェクト 

倉庫で長らく眠っていたオースチン

倉庫で長らく眠っていたオースチン

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 徳島在住の中小企業診断士・長尾辰彦さんが10月16日、所有する「日産・オースチンA40 サマーセットサルーン」のレストアプロジェクトを立ち上げ、その様子をフェイスブック上に公開した。

車体正面

 長尾さんの叔父が約63年前に購入し、使っていた同車。父親から受け継いだものの、鍵を無くし約20年間車庫に眠った状態になっていたが、レストア(再生修理)するため修理工場へと移された。長尾さんは「幼稚園の時、この車で迎えに来てくれると、ちょっと気恥ずかしくもあり、ちょっと誇らしい感じだった」と当時を振り返る。

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 修理のきっかけになったのは、富士重工業の「ラビットスクーター」を専門に、全国から中古車両を集め、レストア・修理・販売店を手掛ける「PUAKO SHOP(プアコショップ)」を運営する根岸和之さんと出会ったのが始まり。茨城から徳島へIターンしてきた根岸さんが創業する際、徳島産業振興機構の創業コーディネーターとして長尾さんがサポートをしたのが最初の出会いだったという。

 長尾さんによると、昨年開催した「徳島ビジネスチャレンジメッセ2014」で、同店が展示していた「ラビットスクーター」を見て、「この人ならどうにかしてくれるかもしれない」と感じたことから依頼につながったという。

 車が運ばれていく様子をフェイスブックに公開した所、「すごい! 興味津々」「出来上がりが楽しみです」(以上、原文ママ)などのコメントが寄せられた。

 同車種は、日産自動車が1952(昭和27)年に英・オースチン社と技術提携を結び生産したもの。長尾さん所有の車体カラーは紺色。鍵を無くしてから「どうにかならないかと常に思っていた」と話す長尾さん。過去、復元に困り果て、関西のラジオ番組に依頼。企画として取り上げられるも、進展なく終わったという。

 「父が叔父に黙って車を借り、母との初デートに使った」という思い出の詰まった同車。長尾さんは「この車をどうするべきか、ずっと考えていた。 維持費用もどれだけかかるか分からないが、まずは動くかどうかを楽しみにしている」と話す。動いた際には「おばさんと母、家族を乗せてドライブをしたい」と笑顔を見せる。