徳島・海陽町のコワーキングスペース「城山荘」(海陽町)で9月5日、「四国の右下」の魅力を発見してスマホで発信するための広報セミナーが開催された。
徳島県が企画した「四国の右下Uターン人材育成事業」の取り組みの一つとして開かれた同セミナー。同事業は、徳島の県南に位置する「阿南市」「那賀町」「美波町」「牟岐町」「海陽町」の5つの市と町に住む中学生から大学生までを対象に、進学などで町を離れても将来また地域に戻り、定住する若者を増やすことを目的に据える。
この日は、地元・海部高校1年生を中心に大学生など10人が参加。セミナーでは、インタビューの仕方や記事の書き方などを学ぶライティング講座と、スマートフォンのアプリを使って動画を撮影し、その場で編集する方法を学ぶ動画講座の2つの講座が行われた。
講座は、座学とワークショップから成り、学んだことをその場ですぐに体験できるようにした。参加者は、ワークショップで実際に記事を書いたり、動画を撮影し編集したものを発表したりして互いの学びを確認した。
今後は、セミナー参加者の中から「四国の右下掘り下げ隊」の特派員を募集し、地域にゆかりのある住民などへのインタビューを行う予定。インタビューは12月までの土曜・日曜に定期的に行い、作成したインタビュー記事や動画は「四国の右下移住ナビ」サイトに掲載する。
セミナーは今後、那賀町(12日)、牟岐町(13日)、美波町(19日)、阿南市(20日)の各会場でも開催を予定し、現在、参加者を募集している。