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徳島の市民オペラ合唱団、「カルメン」の楽曲でプロのソリストと共演

公演に参加したソリストと「コーロ・インダコ」のメンバー

公演に参加したソリストと「コーロ・インダコ」のメンバー

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 徳島市民が参加するオペラ合唱団「Coro Indaco(コーロ・インダコ)」が8月6日、徳島県郷土文化会館あわぎんホール(徳島市藍場町2)で公演された「オペラ『カルメン』を100倍楽しむために」に出演した。

舞台に立つ合唱団「コーロ・インダコ」のメンバー

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 同合唱団は、さわかみオペラ芸術振興財団(東京都千代田区)が徳島で公演するオペラに、観劇するだけではなく自分たちも参加したいという地元有志によって結成され、2019年のオペラ「トスカ」ハイライト公演に初出演した。名前の由来は、イタリア語で合唱団を意味する「コーロ」と徳島特産の藍を意味する「インダコ」を組み合わせたもの。結成当初は20人ほどのメンバーだったが、毎年参加メンバーが増え、現在は80人以上が在籍し、月1~2度の全体練習を行っている。

 今回は、12月10日に公演予定の「さわかみオペラin徳島 オペラ『カルメン』」周知のためのプレイベントとして開催。舞台演出と合唱の指導を行う奥村啓吾さんが、カルメンのあらすじや見どころを解説しながら、プロのソリストたちと合唱団によって劇中の曲を演奏した。

 今年から合唱団に参加し、初めて舞台に立った田中浩三さんは「プロの歌手の方の素晴らしい歌声を聴きながら、皆で一緒に歌う楽しさを味わった」と話す。結成当初から毎年参加している田中純子さんは「友人知人から『楽しかった。12月公演が楽しみ』と多くのメッセージをもらって感激している。これから立ち稽古が始まるが、お客さまに笑って泣いて楽しんでいただけるよう頑張りたい」と意気込む。

 今後、12月の公演に向けて合唱だけではなく、立ち稽古での演技のリハーサルが始まる予定。「徳島の夏の阿波踊り、冬のオペラ」をスローガンに、オペラを見る楽しさ、歌う楽しさをより身近に感じ、徳島にオペラ文化を広める活動を続ける。

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