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「とくしま林業アカデミー」、来年度は定員増加へ 就職率100%

伐倒作業を行う研修生

伐倒作業を行う研修生

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 徳島県内の森林、林業現場で、即戦力となる人材を育成する「とくしま林業アカデミー」が来年度の定員を30人に増やす。

高性能シミュレーターによる実習

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 研修期間は1年間。授業料などは無料で、在籍中に林業現場で必要となる11種類の資格が取得でき、緑の青年就業準備給付金制度により年間最大155万円が支給される。高性能林業機械シミュレーターを使った現場さながらの講習や県内の林業事業体を回るインターンシップなど、実践に基づいたカリキュラムを用意。全国から問い合わせがあるという。

 就職支援も行い、現在、林業事業への就職率は100%。運営する公益社団法人「徳島森林づくり推進機構」の細川芳宏さんは「自然の中で働きたい、手に職をつけたいという若い人に林業という仕事が注目されている。研修施設が市街地にあり、スーパーやコンビニなども近く、生活しやすい環境も魅力。異業種からの転職を希望する人もチャレンジしやすいよう、丁寧に指導している」と話す。

 現在、2023年4月入学の研修生を募集している。申し込みは1月27日まで。試験日は2月5日。

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