「徳島市ふるさとワーキングホリデー」の参加受け付けが現在、行われている。
「ふるさとワーキングホリデー」は、関係人口を増やそうと2017(平成29)年1月に始まった総務省の取り組み。2週間~1カ月程度、地方で仕事をしながら暮らすことで「旅行では味わえない地域の魅力や特色をより深く知ることができる」という。
徳島市が行う「ふるさとワーキングホリデー」の滞在期間は5日間~2週間。昨年度も実施した保育士(要資格)業務に加え、今回新たに徳島を代表する地場産業の藍染めと木工が加わった。滞在期間中は1日約8,000円の賃金に加え、宿泊費上限4,000円/泊、レンタカーや公共交通機関利用の通勤交通費上限1,000円/日(ガソリン代除く)が支払われる。定員は県外在住15人、県外出身の県内在住学生15人(県内学生には通勤交通費のみの支援)で、2023年3月までに参加できることが条件。
事務局を務める徳島市移住交流促進センターの新田光香さんは「徳島は日本5大家具産地といわれるほど、卓越した技と歴史があり、建築や工業デザインを学ぶ学生からの問い合わせもある。藍染めは外国人にも人気。伝統産業を通じて、ひと味違った徳島の魅力を体験してほしい」と話す。
滞在期間の休日は、参加者の「徳島でやりたいこと」に合わせて、徳島市移住交流促進センターのスタッフがオーダーメードプランを作成するサービスもある。