就職のミスマッチを減らすため社会人インターンを紹介する「とくしま若者インターン」の専用サイトが12月1日、開設された。
対象は正規雇用を目指す18歳から40歳くらいまでの求職者で、徳島県内の製造業を中心に15社が受け入れを行っている。サイトではインターンシップや求人内容に加え、受け入れ企業の特徴や福利厚生、社内表彰制度、求める人物像など働く人へのインタビューを通じて詳しく紹介している。
運営するツクレボ(徳島市寺島本町西1)の松永好史社長は「希望の部署に配属されなかった、周囲になじめないなど、ささいなことが原因で離職する若者が多い。企業側も求人サイトに広告しても反応がない、若い人の応募がないなど人材不足が深刻。インターンというと就活中の学生が行うイメージだが、企業と求職者にとっても有効な制度。受け入れには手間がかかるが、入社後に『こんなはずじゃなかった』というトラブルを避け、互いを知るいい機会になる。社風や人間関係、仕事内容など現場で働き、将来、そこで働く自分を想像できるかどうか、インターンを通じて見極めてほしい」と話す。
企業と求職者がより身近に接することができるよう、1月28日には「アスティとくしま」(山城町東浜傍示)で交流会も開催。企業研究を行う就活前の学生や、今後同事業に参加を希望する企業の参加も受け付けている。