徳島市新蔵町に2月1日、有料自習室「Desk and Chair(デスク・アンド・チェア)」(徳島市新蔵町1)がオープンした。
オーナーの村上元清さんは四国大学の3年生。高校生時代の自身の体験から開設を決めた。「公共施設にしか自習室がなく、閉まるのも早い。すぐ席が埋まってしまうし、椅子も硬い。知り合いに会うと勉強が中断してしまうこともあり、カフェやファストフード店を利用することもあったが、店員の目も気になり集中できなかった」という。
こうした経験から快適な自習室を作ろうと、家具にもこだわった。椅子はオカムラのフィーゴチェア、イトーキのフルゴチェア、机はイタリア製のファントーニでそろえ、照明や観葉植物の位置にも気を遣った。集中したい人のために机に仕切りがあるスペースと休憩や交流用のリラックススペースを設け、メリハリをつけることで勉強がはかどるよう工夫した。
「社会人もリスキリングの必要性が高まってきている。DXに対応するためのITリテラシーを身につけたり、時代の変化に対応するため新しい知識を学んだりする必要がある。学生だけでなく、自宅ではなかなか集中できない人にも、この場所を使ってもらえたら」と呼びかける。
利用は高校生以上(中学生を除く15歳以上)。入会金は5,000円(3月31日まで無料)で、スタンダードプランは月額1万1,500円ほか。見学にも対応している。