NPO法人「徳島の子育てに伴走する会マチノワ」（徳島市沖浜町大木）が9月30日、「とくしまマチノワ創造会議」を東部防災館おきのすインドアパーク（東沖洲1）2階のイベントスペースで開催する。

新しい拠点となるマチノワの内装

　当日は、恵泉女学園大学の大日向雅美学長が基調講演を行い、妊婦や子育て中の人とその家族などから集めた子育てに関する悩みや疑問を直接質問できる機会を提供する。

　同NPOは、産後うつを予防するために子育てについての知識を学べ、孤立しないように気軽に集まれる場を提供する。「白桃さと美デザイン事務所」の白桃さと美さんが、子育ての悩みを共有するSNSのグループで集まったメンバーらと今年4月に設立し、理事長を務める。今月17日にオープンする「おきのすインドアパーク」内に活動拠点を移し、子育て中ママの居場所を提供するだけでなく、地域の住民との関わりやまちづくりに関わる活動なども企画する。子育てしやすい地域づくりを目指すために事業を拡大する考え。

　白桃さんは「私自身も産後うつだった時、SNS上に作ったグループに多くの人が集まってくれた。事務所の空きスペースを使ってリアルに会える機会を設けると、子育て中のママだけではなく、それを支援したい人やさまざまな専門家も参加してくれるようになったことで、このような場所がとても求められていると気づいた。子育ての当事者であり、さまざまな分野の専門家が集まったNPOで、産後うつにならない環境をつくるためのまちづくりの活動をする場にしていきたい」と話す。

　開催時間は12時50分～15時。参加無料。27日まで、オンラインで予約を受け付ける。