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学生サンタ、プレゼント届ける-日本語を話すサンタに驚く子どもも

プレゼントを届けたサンタと喜ぶ子ども

プレゼントを届けたサンタと喜ぶ子ども

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 徳島市内で12月24日、NPO法人「びざん大学」と市内NPO団体を支援する「徳島市市民活力開発センター(以下、市活)」共催の「サンタがおうちにやってくる」が行われた。

プレゼントを全て渡し終えたボランティアスタッフ

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 事前に募集した家庭から預かったプレゼントを、サンタやトナカイに扮(ふん)したボランティアスタッフが自宅で待つ子どもたちに届ける同イベント。同NPOの提案で2年前に始まった。今回、大学生ボランティア88人と社会人16人が参加。市内を中心とした106軒の家庭や、2カ所の学童保育所で行われたクリスマス会にサンタ姿で現れ、合わせて207人の子どもたちにプレゼントを手渡した。

 参加募集と併せて家庭から協力金を募り、集まった6万7,000円を病院訪問活動団体に寄付。同市内の病院に入院する子どもたちにもプレゼントを手渡した。

 「今回、関わる人たちが過去に比べ3倍ほどに膨れ上がった。昨年まではボランティアスタッフの募集を市活が呼び掛けていたが、今年は学生同士が口コミや授業での告知を聞きつけて手を挙げてくれた」と市活の山本さん。「地域の若者が行動し、学童、病院、家庭を笑顔にしてくれたことがうれしい。笑顔の輪が広がっていることが喜び」とも。

 サンタに扮した大学生は「子どもは初めサンタに半信半疑だったが、両親が隣にいることを確認した後、『本物のサンタさんや』と喜んでくれた」「『日本語を話せるんやね』という子どもの問いに、母親が『日本語を勉強してきてくれたんじゃないかな』と答えていたのがほほ笑ましかった」などと感想を話していた。

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