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徳島・和菓子界のマジキャラ「ぶどうマン」、地元スーパーに初登場

和菓子界のイメージを変えるキャラクターとして各所で活躍予定

和菓子界のイメージを変えるキャラクターとして各所で活躍予定

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 徳島のスーパー「キョーエイ・タクト店」(南島田町3、TEL 088-632-5566)に5月25日、和菓子ヒーロー「ぶどうマン」が登場した。

西川社長とぶどうマン(関連画像)

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 老舗和菓子店「日乃出本店」(美馬市穴吹町、TEL 088-352-1061)の創業100周年を記念し生まれた同キャラクター。同店の主力商品「ぶどう饅頭」の色、マークなどを参考に考案。和菓子文化振興を目的にイベント催事などに登場。この日、訪れた家族連れなどとの記念撮影に応じた。

 アメコミ風な風貌が特徴の同キャラ。身長2メートル、体重0.1トン、筋肉質で年齢不詳の設定。腰ベルトには「甘」の文字が書かれたバックルを装着。丸い頭には「B」の文字、胸には「ぶどう饅頭」が描かれ、赤いマントをまとう。「正義感にあふれ、パワフル。決めぜりふは『ぶどどどどどど』」。甘いものをメーンに、とにかく食べることが大好きで、子どもたちに和菓子を勧めるのが得意だという。

 会場の子どもたちに、ぶどうマンは「甘いものは好きかい?食べた後は必ず歯を磨くのだよ」と、子どもの健康面にも配慮した優しい言葉を掛ける一面も。現在、フィギュアなどの限定グッズも制作中だという。

 4月6日から始まった同店の創業100周年企画。1914(大正3)年の創業から100年、門外不出の「あめ」作りの製法を県内の洋菓子店、パン屋、らーめん店、ライバル老舗和菓子店など10社に公開。「ぶどう饅頭コラボプロジェクト」として、「ぶどう饅頭餡」を使ったコラボレーション商品を開発。8月末までの期間中、限定商品として各所で販売する。

 「ぶどう饅頭」の「ぶどう」は果物ではなく、「武道」に由来。武道信仰の山「剣山」に武道上達祈願に訪れる武道家たちへの土産として作ったのが起源だという。初代の意志を受け継いだ4代目西川弘祐さんが「前例のない面白いことにチャレンジしたい」と計画した。

 地元新聞でぶどうマン登場の情報を知り会場を訪れた親子は「大きくてびっくりした。生の姿を見てみたくて足を運んだ。大好きな和菓子同士がコラボしているのは一石二鳥で、とてもうれしいこと」と笑顔を見せる。会場には記念撮影する人や、ぶどうマンを怖がる子どもたちの姿もあった。

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