徳島・美波町にある旧銭湯「初音湯(はつねゆ)」(日和佐浦)の「住民交流施設リノベーションプラン」が発表になり、5月末に着工した。
地域活性プロデュースを手掛ける「あわえ」(美波町)が「日和佐エリアリノベーションプロジェクト 第1弾」として行う同企画。明治時代に建てられた同銭湯を地域住民交流施設としてリノベーションを行う。
着工に先立ち、今年3月には地域住民との意見交換会を実施。同社の吉田社長が意見を反映し、「つなげる」をテーマに、「通りと建物をつなげる=軒先スペース」「人と人をつなげる=コミュニティースペース」「人と仕事をつなげる=コミュニティー&オフィススペース」「点と点をつなげる=地域」の4つのプランを発表した。
施設内設備として、住民が集まる縁側やフリーWi-Fiスポットなどを完備。フリースペースを開放するとともに、同社のワークプレースも併設するという。井戸端会議や上映会、会合などのイベントや地域FMの放送など、地域情報発信の拠点としても活用する。
地域住民からは「昔の活気ある町に戻ることを期待している。古い建物をもっとリノベーションしてほしい」「完成を心待ちにしている」などの声が上がっている。
7月末に竣工、8月の開所を予定。詳細はホームページで確認できる。