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徳島・末広に障がい者総合支援法に基づく福祉サービス事業所

キラニコベース管理者の吉田克彦さん

キラニコベース管理者の吉田克彦さん

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 就労継続支援B型事業所「キラニコベース」(徳島市末広2)が11月1日、開所した。

キラニコベースの作業場

 3年前に開所した放課後等デイサービスキラニコ(南末広町)を運営する一般社団法人キラニコが新たに開設した同事業所。放課後等デイサービスでは、利用者の条件が18歳以下と決められており、その年齢が過ぎると同じ施設には通えなくなってしまう。新しい施設に移り、環境や人間関係に大きな変化があることに不安を感じる利用者も多く、その課題を解消し継続的に支援を行うために同事業所を開設した。

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就労継続支援B型事業とは、一般の企業での雇用契約に基づく就労が困難な人に対して、就労の機会や必要な知識・能力の向上のための訓練や支援を行う事業。利用者は、企業とは雇用契約を結ばず、能力や体調に合わせて自分のペースで軽作業などを行うことが可能。作業の成果に応じて利用者に工賃が支払われる。

10月23日・24日に行われた内覧会には、利用を検討する希望者の家族や同事業所との連携を検討する企業の担当者などが訪れた。男女別に分かれたトイレや更衣室、鍵付きのロッカーなどの設備や利用者のための作業場が紹介された。

 キラニコベースでは、養蜂箱の製作やスダチなどの農作物の収穫作業などを行うことができる。作業場には、利用者それぞれに自分の作業場所を割り当て、毎日仕事に通う状況と近い形を再現している。作業時間外には銀行での口座の作り方など社会生活をする中で必要となる知識を学ぶ講座などを開くという。

 管理者兼サービス管理責任者の吉田克彦さんは「一緒に人生を楽しむことを体験できる場所にしていきたい。近くの商業施設に買い物に出掛け、仕事をして得たお金を使って楽しんだり、利用者のみんなで集まって楽しめる行事を開いたりして家族のような関係をつくっていきたい」と話す。