eスポーツイベント「とくしまeスポーツフェスティバル~闘電街(とうてんがい)2~」が3月14日、徳島・東新町商店街で開催された。
両手・両足を連動させて楽しむ VR音楽ゲームに挑戦する飯泉徳島県知事
徳島eスポーツ協会が主催する同イベントは、さまざまな団体が協同しeスポーツ事業の実施を通じて、中心市街地に多くの人が行き交う笑顔あふれる街を目指して始まった。今年で2回目。
会場には、「親子で楽しめる商店街」をテーマに、eフォーミュラミニ試乗体験ブース(徳島工業短期大学)、体験型アドベンチャーブース(穴吹カレッジ)、阿南高専eスポーツ研究会ブース(阿南高専)、プログラミング体験ブース(徳島パラeスポーツクラブ)、VR音ゲーコーナー、見えない光を奏でようコーナー、ぷよぷよeスポーツ体験コーナー(四国大学)が出展した。
10時の開始間もなく、壁に映し出された女性のキャラクターの前に立ち、自分の両手・両足を連動させて楽しむVR(バーチャルリアリティー)音楽ゲーム「VR音ゲーブース」を訪れた飯泉嘉門徳島県知事は、担当者の四国大学メディア情報学科准教授の辻岡卓さんから音楽ゲームの使い方のレクチャーを受け体験した。辻岡さんは「このプログラムを若年層に体験してもらうことで、楽しさを体験して、自分でもこのようなゲームが作れることを知ってほしい」と話す。
見えない光で奏でようコーナーを親子で訪れた明石妃加さん(小5)、明石虎己くん(小4)、明石鳳花さん(小1)は、光には目に見える可視光線と見えない非可視光線があるという説明を受け、光を使ったセンサーの仕組みを学んだ後、光で奏でる不思議な楽器「照ルミン(テルミン)」製作に挑戦。1人1台のパソコンとマイコンボードの基盤にセンサーやスピーカーをつなげ、プログラミングを設定し、自分だけの音が出る楽器を作った。
参加した妃加さんは「学校でプログラミングの授業を受けたことがあるが、今日のようなやり方は初めて。初めは音が聞こえなかったので、スピーカーを挿し直したら音が出てうれしかった」、虎己くんは「前にプログラミングはしたことがあったけど、今日は難しかった」と。母親の朱弓さんは「最近、息子がプログラミングに興味を持っていたのでイベントに誘い楽しみにして来た。難しかったけど家でもやってみたい」と話していた。