藍染め製品の展示即売会「小松島西高校生による手仕事のOJT」が12月7日、アミコビル東館(徳島市元町1)5階で始まった。藍染めや木工製品など地場産業に関わる職人や企業で組織する「クリエイティブ徳島協同組合」が小松島西高校(小松島市)とコラボして開く。
同高では生活文化科の生徒が授業の中で藍染め製品作りを行っているが、学校側から「もっと実践的で、地域に貢献する活動をしたい」という要望があり、「スタジオエヌツー」の根本ちとせ代表が講師となり、実用的な知識や技術を教えるOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)のスタイルで、展示即売会に向け作品制作を行った。
会場には生徒が制作したトートバッグやストール、ぬいぐるみのほか、講師を務めた「スタジオエヌツー」の作品や、「藍たけのうち工房」、「古庄染工場」の作品も含め約100点を展示。同組合の土井仁専務理事は「後継者育成と地域の工芸品のPRを目的に企画した。こうしたイベントを通じて、将来の担い手となる若い世代と交流し、共に成長していきたい」と話す。
藍染め以外の地場産業にも関心をもってもらおうと、期間中、同ビル1階の徳島市産業支援交流センターで同組合による工芸展も同時開催する。
開催時間は10時~19時(最終日は17時)。今月13日まで。