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阿波踊りの魅力伝えるグラビア誌「阿波楽」発売 今年は「葵連」特集

「阿波楽」を手にする猿楽社の南さん

「阿波楽」を手にする猿楽社の南さん

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 徳島の伝統芸能「阿波踊り」の魅力を伝えるグラビア誌「阿波楽2023」が8月11日、発売された。

「阿波楽」A4判変型 本文80ページ オールカラー

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 巻頭では、徳島中央公園一帯で今春行われた「徳島城阿波おどり」を紹介。春の日差しの中、意気揚々と踊る踊り子たちを美しい写真で捉えている。

 阿波踊りは「連」と呼ばれる踊りグループが無数にあり、成り立ちや踊りのスタイル、法被や鳴り物などは連ごとに異なる。数ある「連」の中でも「卓越した」技量で観客を魅了する「有名連」はエピソードが豊富で、同誌では毎年1つの連を掘り下げて紹介。今年は「葵連」を特集している。連長のロングインタビューや系譜も掲載し、葵連から派生した連についても紹介する。

 併せて、「SNSと阿波踊り」と題した特集も掲載。各連に先駆けてSNSをはじめ、阿波踊りを世界に向けて発信する「菊水連」の安住一成さんと、世界各国で阿波踊りを披露するNEO阿波踊り集団「寶船」の米澤渉さんとの対談もある。

 同誌を発行する猿楽社(徳島市名東町)の南和秀さんは「今号のテーマは「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る。阿波踊りの伝統と歴史を振り返り、未来に向けた新しい取り組みを紹介している。『阿波踊り人の矜持(きょうじ) 流儀伝承』では岡忠社長の岡本慎治さん、福島流阿波ぞめき三味線「渦の會」主宰の福島俊治さん、うずき連連長の高瀬大輔さん、任意団体「ニッポニア」代表の齋藤美和さんにも話を聞いた。徳島だけでなく、東京の高円寺や埼玉の南越谷など今や全国60カ所以上で踊られている阿波踊り。その楽しさを多くの人と分かち合う一冊になっているので、まだ阿波踊りを見たことがない人もぜひ手に取ってもらいたい」と話す。

 価格は1,100円。徳島県内の書店、あるでよ徳島(阿波おどり会館1階)、岡忠、豊喜屋(東京都杉並区)、アマゾンで販売中。

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