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徳島・万代中央ふ頭で「アクア・チッタフェスタ」が10周年-水辺空間生かしプロデュース

日没後、倉庫前の水辺で演奏を行うジャズバンド(写真=昨年の様子)

日没後、倉庫前の水辺で演奏を行うジャズバンド(写真=昨年の様子)

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 徳島・万代中央ふ頭で11月15日・16日、「アクア・チッタフェスタ2014」が開催される。主催は万代中央ふ頭の活性化に取り組むNPO法人「アクア・チッタ」。

水辺の巨大クリスマスツリーの後ろで打ち上がる花火(写真=昨年の様子)

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 昨年、5000人以上の来場者を記録し賑わいを見せた同イベント。今年は10周年を記念し、初めて2日間に渡り開く。今年のテーマは「体験!体感!水辺のお祭り」。「第二倉庫アクア・チッタ」「はこいろ」「旧アワレイジ倉庫」の3棟をメーン会場に、水辺や水上を活用し、過去最大の会場面積でさまざまなイベントを展開する。

 カヌー・カヤック、モーターパラグライダーやヨットクルーズ体験などのウオーターレジャーをはじめ、活版印刷体験、ピクルス教室、クリスマスオーナメント作りなど約18の体験やワークショップを展開。水辺CAFEでは、人気店15店が出店。ステージでは、「第1回徳島ダンスコンテスト」や、音楽アーティストによるライブパフォーマンス、鮮魚の競り市などが行われる。

 併せて、徳島で活躍中の若手バリスタ8人による「とくしまラテアートコレクション2014」も開催。ラテアートの腕前を披露するほか、来場者はラテアートも体験できる。日没後の「ナイトフェスタ」では、約6メートルの巨大クリスマスツリーに設置した、5,000個のLEDイルミネーションの点灯式をはじめ、同ふ頭ナイトクルーズや、16日のクライマックスではマーチングバンド「インディゴウズ」の奏でるメロディーに合わせ音楽花火を打ち上げるなど、大人の雰囲気が楽しめる。

 かつて港町として栄えていた同ふ頭。90年代から衰退し、現在では古びた倉庫群だけが取り残されている。同NPOは同所ににぎわいを取り戻すため、「アクア・チッタフェスタ」や「倉庫サミット」などを開催。同ふ頭の認知向上とともに、水辺空間のよさを再認識してもらう活動に取り組んでいる。

 10周年に当たり、同NPO事務局長の岡部斗夢さんは「ここまでやってこられたのは、ただただ皆さまのおかげ。感謝の気持ちでいっぱい。本当にいろいろな人に助けられてきたからこそ、やってこられた10年だと思っている」と振り返る。倉庫群の町作りに関しては、「当時と比べてだいぶん認知してもらえるようになったが、ふ頭としてはまだまだこれからだと思っている」と意欲を見せる。

 同フェスを支援するため、短期就農などを行い運営資金集めの活動を企画した同団体青年部のメンバーで徳島大大学院生の藤島さんは「16日に花火が上がることを本当に楽しみにしている。ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は、15日11~18時、16日11~20時。入場無料。

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