徳島・沖浜の「コール徳島店」(徳島市沖浜2)で2月11日、「神山良品市」が開催された。
神山町に移り住み、飲食店や物販店、移動カフェなどを運営する8組が出店した同イベント。発起人で「ELEVEN FACTORY」の神先岳史代表が「今の神山を知ってもらう」ことをテーマに呼び掛け実現した。
この日は、オーガニック天然酵母パン「沢ぱん」、自家焙煎コーヒー「豆ちよ」、オーガニック野菜「おひーさんの農園 チーノ」、手作り菓子「手しごと屋へそのお」、天然染料の染めもん屋「染昌」、南仏家庭料理レストラン「Cafe on y va(カフェオニヴァ)」、イタリアンカフェ「Cafe ELEVEN(カフェイレブン)」が出店。コーヒーやドーナツ、パンや雑貨などを対面販売し、多くの来場者でにぎわった。
徳島市内から車で約50分に位置し、IT企業のサテライトオフィスを誘致するなど、町づくりを行う同町。最近では、飲食店などを中心に新規出店も少しずつ増えている。
神先さんは「町内では出会えない新しいお客さんがたくさん来てくれてうれしかった」「今、神山で起こっていること、作り出しているものを良品市で提供し、神山に触れる機会を作りたかった」と話す。開催場所を徳島市内に選んだ理由については「現在の徳島は、中心部より少し離れた地方が活発に動き、市内がドーナツ化しているように感じている。中心部が盛り上がれば、徳島全体が盛り上がるのではないかと考えた」と話す。
今後の展開については「市内開催を重ね、いずれ神山に逆輸入できるようなイベントに育てていきたい。スペースがあればどんどん実施していきたいし、いろんなイベントともコラボをしてみたい」と意気込む。