新町川樋門口吉野川河川敷広場(徳島市上助任町)で10月4日、「第38回ファイミリーハゼ釣り大会」内で「釣り教室」が開かれた。
今年で4回目の釣り教室には、事前に申し込みのあった9組32人の家族が参加。参加した家族は、徳島県釣連盟が用意した釣りざお、イシゴカイ・アオイソメの餌を手に、ライフジャケットを装着し、8時過ぎから吉野川河口の浮き桟橋付近でハゼ釣りを始めた。各家族に徳島県釣連盟の会員を中心とした講師が1人付き、ハゼの釣り方を指導した。
釣り教室に初めて参加した坂東さん親子は、ハゼ釣り大会の話を友達から聞いた樹君(小学3年)が興味を持ったことをきっかけに、妹の祐奈さん(小学1年)と母、智子さんと参加した。講師の山元隆史さんに、餌となるゴカイの付け方やリールの使い方などの指導を受け、ハゼ釣りを4時間にわたって体験。1匹目のハゼを釣上げた樹君は「ピクピクと感じた。うれしい」と話す。「7匹のハゼとヒイラギが釣れた。先生に場所を変えながら釣りを教えてもらい楽しかった。また参加したい」と智子さん。参加者は、同時開催の「ファミリーハゼ釣り大会」に釣果を提出した。
徳島県釣連盟の阿部司さんは「今年はアウトドアをする人が増えている。釣りを楽しみたいという声を聞く。この教室が役に立てれば。徳島の釣りの伝統を知ってもらいたい」と話す。