新町川水際公園で開催された8回目の「ぷらざタウン」で10月31日、子どもたちがNPOやボランティア活動の専門家と共に文化活動や制作・販売・遊びなどを体験した。
今回は、阿波を共に走る会、徳島けん玉道場、NPO法人「スペシャルオリンピックス日本・徳島」「精神保健ボランティアハート・とくしま」「科学技術ネットワーク徳島」「エコロジカル・ファーストエイド」「ほっとハウス」「眉山大学書道部」、徳島もりあげ隊ビバ!、徳島テーブルマジックの会の10の団体が参加した。
小学4年~6年の参加児童28人は、体験したい社会貢献活動の中から4つを選び事前に申し込んだ。当日はその中から2つの体験活動を各1時間体験。会場内では「プララ」と呼ばれる通貨が流通し、1つの活動終了ごとに子どもたちには活動証明書と200プララが支払われた。参加児童は体験活動で得た400プララを使い、ぷらざタウンで販売しているうどん、アメリカンドッグ、ねぎ焼きなどを購入し昼食休憩を取った。
松永悠良さん(小学5年)は「初めてしたボッチャは難しかった。目標の白い球に近付けたときはうれしくて楽しかった」と話し、吉田芽生さん(同)は「ボッチャをしてチームで協力する大切さを学んだ。ストローの笛は帰って練習して曲を吹いてみたい。活動してもらったお金でお昼を食べた。大人の気分になった」と笑顔を見せた。
NPO法人「スペシャルオリンピックス日本・徳島」の田所健作理事長は「初めて触れたボッチャを楽しんでもらって良かった。子どもの時にボランティアに参加することは大人へとつながると思う。良い経験にしてほしい」と期待を込める。
とくしま県民活動プラザ事務理事兼事務局長の新居正志さんは「今日感じたこと学んだことを続けてほしい。そうすれば、皆さんが住んでいるまちも住みやすくなると思う。コロナ禍で多くの皆さまに協力いただき無事に開催でき感謝している」と話す。
今年の「ぷらざタウン」の開催は終了。来年は、新型コロナウイルス感染状況を見ながら計画していく。