徳島大学生3人が「mimi furunte(ミミフルンテ)」として、喜多野安心市(徳島市応神町)で初めてワッフル販売を始めて1年が過ぎた。
同大生物資源産業学部の平田愛佳さん、白石真子さん、山内あかねさんが手掛けるミミフルンテ。米粉で作った丸い形のワッフルに棒を挿して提供。まるでキャンディーのようなかわいい見た目で、生地の色にもこだわる。片手で持って写真撮影ができるよう工夫した。
喜多野安心市で9月13日、定番の鳴門金時とほうれん草チーズに加え、秋味のカボチャ(以上350円)の復活販売を行った。朝9時に販売を始め、用意した約50個が完売した。
昨年、平田さんが「見ても、食べてもかわいくて、キュンとするようなワッフルを作りたい」と同級生と意気投合し活動を始めた。材料費や調理器具などの初期投資分の回収が難しく、販売数量や販売機会を増やしたくても資金面で限界があった。そこで、60万円を目標にクラウドファンディングで資金を集めた。クラウドファンディング中から反響が大きく、徳島市内で開催された「トモニsun sunマーケット」や「アクアチッタ秋の水辺のパン祭り」のマルシェ、大学祭へ出店してきた。
出店時からの定番である鳴門金時、オレンジ&キャロット、ほうれん草チーズに加え、この1年でカボチャ、リンゴ、ハロウィーンスイート、ユズ、イチゴ、スダチ、トウモロコシの新商品を開発してきた。出店時には、定番の鳴門金時と、季節感を意識して甘い系としょっぱい系の計3種類の米粉ワッフルをそろえることを意識しているという。
平田さんは「初めたころは、ワッフルを作るのも販売するのも要領がつかめず時間がかかっていた。出店経験が増え、3人の役割分担が自然と決まり、今は作業全般がスムーズになった。小さい子どもが買ってくれた時は特にうれしい。今年の春以降はコロナ禍で出店を断念することが多かった。学業とミミフルンテの活動を両立させ、気負いすぎず楽しみながら続けていきたい」と抱負を明かす。
次回は9月27日9時から、喜多野安心市に出店予定。